【創作歌詞】Walpurgisnacht
深更(しんこう)零時の
妙(たえ)なる静寂(しじま)に
満ちたる息吹(いき)の
快き哉(かな)
新緑もえにし
岳麓(がくろく)謡(うた)いて
若やぐ杜(もり)の
馨(かぐわ)しき哉
火を焚かしめよや
祭りの
盃(さかずき)あげよや
誼(よし)みの
吾(わ)が輩(ともがら)よや
目前(まさか)ぞ
夏開けの夜(よ)
霊峰
行きなせ 行きなせ
暁更(ぎょうこう)
迎えませ
明光
差しなば 差しなば
夏開けの門(と)
NOTE
Walpurgisnacht(Faun)の節で。Walpurgisnacht(ワルプルギスの夜)は、4月30日から5月1日にかけての夜。この歌詞ではとくに5月を迎える時候の情趣と行楽へのいざないをうたっているが、原文では魔術的・異教的な雰囲気が基調。
参考:
nightcore (YouTube)
深更(しんこう)……夜更け。真夜中。
岳麓(がくろく)……山のふもと。山麓。
目前(まさか)……さしあたっての今。現在。
暁更(ぎょうこう)……夜明け時。あかつき。
少し違うバージョン:
火を焚かしめよや
夜宮(よみや)の
盃(さかずき)あげよや
誼(よし)みの
吾(わ)が輩(ともがら)よや
今宵ぞ
夏開けの夜(よ)