ambit afire

ファミコン創作歌詞(など)の置き場。ときどき手直し。

【創作歌詞】Walpurgisnacht

深更(しんこう)零時の
妙(たえ)なる静寂(しじま)に
満ちたる息吹(いき)の
快き哉(かな)


新緑もえにし
岳麓(がくろく)謡(うた)いて
若やぐ杜(もり)の
馨(かぐわ)しき哉


火を焚かしめよや
祭りの
盃(さかずき)あげよや
誼(よし)みの
吾(わ)が輩(ともがら)よや
目前(まさか)ぞ
夏開けの夜(よ)


霊峰
行きなせ 行きなせ
暁更(ぎょうこう)
迎えませ
明光
差しなば 差しなば
夏開けの門(と)


2019/11/19


NOTE


Walpurgisnacht(Faun)の節で。Walpurgisnacht(ワルプルギスの夜)は、4月30日から5月1日にかけての夜。この歌詞ではとくに5月を迎える時候の情趣と行楽へのいざないをうたっているが、原文では魔術的・異教的な雰囲気が基調。


参考:
nightcore (YouTube)


深更(しんこう)……夜更け。真夜中。
岳麓(がくろく)……山のふもと。山麓。
目前(まさか)……さしあたっての今。現在。
暁更(ぎょうこう)……夜明け時。あかつき。


少し違うバージョン:

火を焚かしめよや
夜宮(よみや)の
盃(さかずき)あげよや
誼(よし)みの
吾(わ)が輩(ともがら)よや
今宵ぞ
夏開けの夜(よ)

2019/11/20