ambit afire

ファミコン創作歌詞(など)の置き場。ときどき手直し。

習作5

かるがると
崖でも敵でも
跳びぬけて 姿は
もう道のりの先にあった


大きくゆったりとした弧で
跳んだとき
あまりに自然で
鳥と思えたほど


ひたむきなところが
表情から感じられるが
かといって
悲愴にならない


シューズのリボンは
何のためにだろう
添えられて いっそう華麗な
離れわざ



2020/06/21


NOTE


マジカルホッパーズ(SS, PS)のイメージによる詩。


定型性は、各行の拍数が段落ごとに移ってサイクルを成している。


かるがると(5)
崖でも敵でも(8)
跳びぬけて 姿は(9)
もう道のりの先にあった(13)


大きくゆったりとした弧で(13)
跳んだとき(5)
あまりに自然で(8)
鳥と思えたほど(9)


ひたむきなところが(9)
表情から感じられるが(13)
かといって(5)
悲愴にならない(8)


シューズのリボンは(8)
何のためにだろう(9)
添えられて いっそう華麗な(13)
離れわざ(5)